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ODDEN-KAN

架空鉄道<静岡県の架鉄>

架空世界の設定集。

<用語解説>
【三国グループ】
三国グループ(さんごくグループ)は、STI三国ホールディングス株式会社(STIHD)を中心とした企業グループ。2005年1月1日に発足した。「三国」とは、静岡県を構成する伊豆・駿河・遠江の旧三国から。
【STI三国ホールディングス】
株式会社STI三国ホールディングス(えすてぃーあいさんごくホールディングス)は、駿遠鉄道株式会社・富井鉄道株式会社・東駿製紙株式会社と、これら3社の子会社を統括する持株会社。2005年1月1日に、東駿鉄道株式会社から商号変更した。
【駿遠鉄道】
駿遠鉄道株式会社(すんえんてつどう)は、静岡県において鉄道路線を運営している事業者。株式会社STI三国ホールディングスの子会社で、三国グループの中核企業の一つ。県東部地区において路線を展開する東駿鉄道株式会社と、中西部地区にて県下最大の鉄道路線を持つ駿遠電気鉄道株式会社が2005年に合併し、両社の鉄道事業を引き継いだ。略称は「駿鉄(すんてつ)」。
【東駿鉄道】
東駿鉄道株式会社(とうすんてつどう)は、静岡県東部地区において鉄道事業を行っていた会社。2005年に駿遠電気鉄道株式会社と合併した。大元は吉原市と三島市(大場)を結んでいた駿富鉄道。
【駿遠電気鉄道】
駿遠電気鉄道株式会社(すんえんでんきてつどう)は、静岡県中西部において鉄道事業を行っていた会社。2005年に東駿鉄道株式会社と合併した。浜松、静岡の両政令指定都市に路線を持ち、両市と近郊のベッドタウンを結ぶなど、県下最大の鉄道事業を展開していた。略称は「駿電(すんでん)」。
【富井鉄道】
富井鉄道株式会社(とみいてつどう)は、静岡県伊豆地区に路線を持つ鉄道会社。かつて全国規模で積極的なリゾート開発を行い、不動産部門を主力としている。略称は「富鉄(とみてつ)」。
【東駿製紙】
東駿製紙株式会社(とうすんせいし)は、STI三国ホールディングス傘下(三国グループ)の製紙会社。家庭紙及び板紙の生産を主力事業としている。古くから鉄道や船舶による原材料・製品の輸送を行ってきた。県内の製紙会社では旧・大昭和製紙と並ぶ大企業で、戦前は水力発電事業も行っていた。
三国グループ再編前は東駿鉄道や駿電、富鉄を傘下に収めていた。
硬式野球や陸上、女子サッカーでも全国的に有名。
【富井市】
富井市(とみいし)は、静岡県伊豆地方の西部にある市。駿河湾の北東部に浮かぶ富井島全域及び長野田島の一部を市域とする。年間の平均気温は約16.5℃と温暖で、年間降雨量は約2,000mm。全域が富士箱根伊豆国立公園に属す。古くから造船業(小岩・緒明・野畑地区)や繊維業(長野田・奥入・玖須地区)が盛ん。富井島の井中(わか)温泉、長野田島の長野田城址公園(富井梅園)などが観光地として人気。吉崎山北麓の三月地区・木日地区からは駿河湾越しに富士山を眺望でき、高級別荘地として有名。また、最も本土に近い伊井地区や製紙工場の撤退した奥入地区は商業エリアとして開発が進んでいる。市民の自家用車依存度は高いが、近年「自家用車なしで暮らせるまちづくり」計画を推進している。市内を富井鉄道と国道149号が走る。人口は約7万人で、西伊豆最大の都市。
富井市・石松町の架空地図はこちらで公開中。
【長野田城】
長野田城(ながのだじょう)は、静岡県富井市の石松山にあった城。室町時代中期に成立したとされる。元々土肥の高谷城を拠点としていた富永氏が、延徳3(1491)年に伊豆に勢力を伸ばしてきた北条早雲の軍門に降りたのをきっかけに拠点を移して以降、西伊豆における北条水軍の基地として機能したが、天正20(1590)年、豊臣水軍に攻められ落城した。現在跡地は公園として整備されており、石垣をはじめとするいくつかの遺構を見ることができるほか、駿河湾の先にそびえる富士山を眺められるスポットとなっている。オオシマザクラ等のサクラの名所としても全国的に有名。
【石松町】
石松町(いしまつちょう)は、静岡県東部、伊豆半島の中西部にある町。田方郡に属する。駿河湾内に浮かぶ長野田島の南西部に位置しており年間を通して比較的温暖な気候のため、別荘地としても人気。紡績会社「セーボー」の企業城下町として発展し、温暖な気候を生かした農業や、漁業も盛ん。江戸時代から昭和40年代まで馬棲金山で金の採掘がおこなわれていた。
石松町・富井市の架空地図はこちらで公開中。
<設定集>
人口
現実(※) 架空 備考
静岡県 3,754,181 5,294,441






 

三島市
111,583
201,965
首都圏のベッドタウンとして発展。特例市。
函南町 38,417 49,546 町の中心地は大場駅(三島市)周辺。
伊豆の国市 49,114 88,950 沼津・三島のベッドタウンとして発展。
伊豆市 33,740 68,082 修善寺地区の鉄道沿線は沼津・三島のベッドタウンとして発展。ドラマの撮影などの誘致も盛ん。
富井市 - 69,561 詳細は<用語解説>参照。
  石松町   -   9,001   詳細は<用語解説>参照。


駿


沼津市
201,132
291,415
県東部一の商業都市として発展。特例市。
長泉町 41,134 50,701 三島・沼津の中間都市。三島駅からも近い。子育てがしやすい、と最近人気。県内の町の中で人口が最も多い。
清水町 32,281 44,548 沼津・三島のベッドタウンとして発展。
富士市 253,828 357,897 県東部一の工業都市として発展。中核市。
富士宮市 131,990 200,267 富士山南麓の観光都市。特例市。

駿



静岡市
715,007
1,029,610
県庁所在地。政令指定都市。
焼津市 143,017 224,537 静岡のベッドタウンとして発展。特例市。
藤枝市 141,947 223,115 静岡のベッドタウンとして発展。特例市。
島田市 99,921 149,882 静岡のベッドタウンとして発展。
吉田町 29,835 30,901 東名吉田IC付近を中心に大手企業が進出。
牧之原市 48,618 65,568 茶の一大産地。静岡空港を中心に発展。
御前崎市 34,402 51,580 県内陸部最南端。
掛川市 116,068 181,066 掛川城の城下町。中心市街地の活性化に成功。
袋井市 84,865 116,449 浜松のベッドタウンとして発展。
磐田市 167,614 201,137 浜松のベッドタウンとして発展。特例市。
浜松市 799,034 1,150,609 県下最大の人口を誇る。面積も県下最大。政令指定都市。
※平成23年5月1日現在の市町別推計人口。
鉄道(静岡県内)
会社名 架空設定
伊豆急行 ほぼ現実どおり。
伊豆箱根鉄道
(駿豆線)
全線複線。駿遠鉄道や富井鉄道との接続により、平日は三島・沼津地区と沿線との通勤通学輸送、休日は伊豆長岡や修善寺などへの観光客輸送で、実際より輸送量は多い。全列車に車掌が乗務。
岳南鉄道
岳南電車
吉原〜船津間(鈴川線)及び本吉原〜富士宮間(大宮線)の運行。実際よりも沿線人口は多い設定のため、通勤通学輸送を中心に鉄道業も安定している。鉄道貨物輸送も盛ん。その他ゴルフ場事業・不動産事業等も展開している。バス事業も展開。鉄道事業の分社化はなく、岳南電車株式会社は存在しない。
静岡鉄道 現実の静岡清水線のほか、1975年廃止の清水市内線(軌道線)が現存。
大井川鐵道 ほぼ現実どおり。
天竜浜名湖鉄道 ほぼ現実どおりだが、歴史的経緯から豊岡〜西鹿島間は電化されている。なおこの架空世界では、天竜二俣駅の名称は遠江二俣駅とする。
遠州鉄道 西鹿島線(現実の「鉄道線」)は全線複線。他に遠州西ヶ崎駅から笠井に向かう、史実では1944年廃止の「笠井線」及び1964年廃止の「奥山線」が改軌・電化の上現存。西鹿島線は、天竜浜名湖鉄道の西鹿島〜遠江二俣間に片乗り入れを行っている(詳細は後述)。奥山線は遠州病院〜曳馬野間が複線で、全ての列車が西鹿島線の新浜松〜遠州病院間に乗り入れている。
バス(静岡県内)
現実世界の会社名 架空世界の会社名 架空設定
東海バス ほぼ現実どおりだが、修善寺地区及び松崎地区では富井鉄道が路線を展開するため、現実に比べ路線は少ない(または存在しない)。
また、富井に近い伊豆市八木沢にも営業所を置き、富井市内においても一部路線を運行しているため現実より路線数・保有車両数等は多い。
伊豆箱根バス ほぼ現実どおり。小田原・箱根地区、熱海地区、三島・沼津地区にて路線を展開。
富士急行 ほぼ現実どおり。御殿場地区にて路線を展開。
富士急シティバス 岳南鉄道 岳南鉄道がバス事業を存続。富士・富士宮地区、三島・沼津地区にて路線を展開。
富士急静岡バス
山梨交通(山交静岡) ほぼ現実どおり。富士宮地区で路線を展開。
しずてつジャストライン 静岡市内及び周辺にて路線を展開。ただし藤枝以西の駿鉄沿線は駿鉄バスが路線を展開するため、岡部・相良・浜岡の各営業所は存在せず。
秋葉バスサービス - 西部駿鉄バスが路線を展開するため、存在せず。
掛川バスサービス 大井川鐵道 現実の大井川鐵道が掛川地区の路線を存続させているイメージ。
大鉄アドバンス
遠州鉄道 通称・遠鉄バス。ほぼ現実どおりの巨大勢力だが、駿鉄バスの影響も多少はあるかと思われる。
駿鉄沿線は駿鉄バス、それ以外は遠鉄バスという棲み分けはなされている。
浜松バス ほぼ現実どおり。浜北地区にて路線を展開。
道路
国道149号
【架空】 静岡市清水区の清水駅前交差点(国道1号との交点)を起点に、羽衣橋の手前(フェリー乗り場付近)から清水港〜長野田港のフェリーを経由(海上国道)し、伊豆市土肥で国道136号線に接続。
1953年5月18日に二級国道149号土肥清水線として指定され、1965年4月1日に一般国道149号となる。
富井市内では1999年3月に開通した有料道路「土肥富井道路」と、バイパス開通前の一般道区間の2つの経路が存在する。
【現実】 静岡市清水区の清水港(羽衣橋北詰、国道150号起点)から静岡市清水区の清水駅前交差点(国道1号との交点)までの2.6kmを結ぶ一般国道。
伊豆縦貫自動車道
【架空】 沼津市から下田市に至る高速道路(一般国道の自動車専用道路)。
現在、沼津市の沼津岡宮IC(東名高速道路接続)から長泉JCT(新東名高速道路接続)などを経由し、函南町の函南塚本ICまでの区間(東駿河湾環状道路)と、伊豆の国市の大仁中央ICから修善寺IC・修善寺南JCTなどを経由し月ヶ瀬JCT(伊豆横断道接続)に至る区間(修善寺道路・天城北道路)が供用済みとなっている。
函南塚本ICと大仁中央ICの間は、伊豆中央道(国道136号バイパス)が結んでいる。
途中、路線バス用に大場・修善寺・湯ヶ島の各バス停が道路上にある。
【現実】 伊豆横断道(下記)は実在しないので、修善寺南JCTの実際の名称は修善寺JCTで、月ヶ瀬JCTも存在しない。また、道路上のバス停も実在しない。
伊豆横断自動車道
【架空】 熱海市から富井市に至る高速道路(自動車専用道路)。
現在、伊豆市の天城湯ヶ島JCTから土肥ICに至る西伊豆道路と、土肥ICから長野田ICに至る土肥富井道路が供用済みとなっている。
修善寺JCT(仮称)から月ヶ瀬JCTの間は、伊豆縦貫道との重複区間となる予定。
【現実】 計画を含めて全て架空の設定。月ヶ瀬ICは実際には伊豆縦貫道(天城北道路)上に設置されている。
西伊豆道路
【架空】 伊豆市矢熊から伊豆市土肥に至る国道136号バイパスで、伊豆横断自動車道の一部を構成する。
起点は伊豆縦貫道(天城北道路)と接続する月ヶ瀬JCTで、途中施設は月ヶ瀬IC(国道136号・国道414号接続)・船原TB・上船原IC(国道136号接続)。
終点の土肥ICで土肥富井道路・国道136号・県道17号に接続する。
【現実】 そんなものはない。上記の通り、月ヶ瀬ICは実際には伊豆縦貫道(天城北道路)上に設置されている。
土肥富井道路
【架空】 伊豆市と富井市を結ぶ国道149号バイパスで、伊豆横断自動車道の一部を構成する。
土肥IC(西伊豆道路・国道136号・県道17号接続)を起点に伊井IC・吉崎山PA・奥入IC・矢津TB・井中IC・瀬戸端ICを経由し長野田IC(国道149号接続)に至る。
【現実】 そんなものはない。
<参考資料>伊豆縦貫道・伊豆中央道・伊豆横断道開通時期年表

※縦貫道大場BS・縦貫道修善寺BS・修善寺南JCT・縦貫道湯ヶ島BS・月ヶ瀬JCT及び船原TB〜長野田IC間の各施設は実在しない。
空港
県内には静岡空港が存在。しかし県東部からは東京国際空港(羽田)、西部からは中部国際空港(セントレア)への利用も多い。
現実との相違点としては、まず第一に空港アクセス鉄道の存在。
駿鉄空港線の存在により、静岡市から空港まで30分程度で結ばれるため、路線数・便数ともに実際より若干多い設定。
JALは撤退していない可能性が高いが、そうなるとFDAの航路にも影響しそうではある。
三国グループ以外の架空企業
【富井造船所】
造船のまち・富井を代表する、大手造船メーカー。
1855年のヘダ号造船に携わった緒明嘉吉氏の息子・緒明菊三郎氏は、明治維新後に東京品川のお台場で「緒明造船所」を創業、浦賀船渠の設立にも参画したが、その後お台場の造船所は焼失してしまい、1903年に田方郡小岩村(現在の富井市小岩)に移転し再建した(史実では三重県に移転する計画だったとか、焼失はしておらず操業を続けたが海軍に安く買い取られた等、諸説ある)。1940年に井出造船・村上船渠・矢部造船を合併し富井造船所に改称。
東京に営業拠点となる支社を置き、富井市外では三重県鳥羽市に工場を持つ。また、1978年には愛知県の東三河造船を、2000年に戸田と長野田に工場を持ついずのくに造船を子会社化している。
【田方船渠】
富井市野畑に本社を置く造船会社。
1902年に田方船渠合資会社として設立され、1907年に株式会社に改組して以来社名を変更していない。
1925年に長野田村(現在の富井市北浦)の松野造船所を、1980年に沼津市の沼津造船所を合併、それぞれ現在も北浦工場・沼津工場として稼働中。
1910年には井中町(現在の富井市井中)に井中汽船を設立し1912年から井中地区及び八子地区で遊覧船事業を行っていたが、こちらは1943年に富井鉄道に吸収合併されている。
【カツマタ】
1917年に勝俣鉄工所として伊井町(現在の富井市伊井町)にて創業、漁船など小型船舶の建造や修繕を行っていたが、1980年代の造船不況のあおりを受けて造船事業からは撤退し、株式会社カツマタに社名変更した現在は漁網製造業と繊維産業を主力としている。
なお、かつては鉄道車両の製造や改造も行っており、当社で製造された富井鉄道1000系電車1両が旧・長野田港駅に保存されている。
【勝俣交通】
勝俣鉄工所により1953年に設立され、「勝俣タクシー」の愛称でタクシー事業及び小型貸切バス事業を展開。
現在は内山南部自動車とともに富井市伊井地区のコミュニティバス「い〜ばす」の運行を受託している。
【ハヤシ重工】
富井市野畑に本社を置く造船会社。
1911年に兵庫県尼崎市にて創業した林造船所が、1927年に田方郡伊井町(現在の富井市野畑)に野畑工場を操業、これを1993年にハヤシ重工として分社化した。
【馬棲鉱業】
江戸時代(慶長年間)より馬棲では金の採掘が行われていたが、富井造船所の創業家らによって1932年に馬棲鉱業株式会社が設立された。
1970年に鉱量枯渇のため金山は閉山し、その後は観光事業(ドライブイン等)や石油販売(ガソリンスタンド)事業等を行っている。
【内山南部自動車】
田方郡石松町に本社を置くバス事業者。通称・うちなんバス。
石松町を拠点とする内山バスと、富井市の玖須地区に本社のあった南部自動車が合併し発足。
貸切バス事業の他、富井市玖須地区発着の一般路線バス2路線の運行・富井市伊井地区のコミュニティバス「い〜ばす」の運行・石松町自主運行バスの運行を行っている。
【セーボー】
田方郡石松町に本社を置く大手繊維製品メーカー(紡績会社)。
かつての社名は「静岡紡績」で、2001年に現社名に改称した。
東京と大阪に支社を置き、富井市奥入等全国に5つの工場を持つ。
その他石松町内に系列の病院や高校を有する。
その他現実との相違点
<根方軌道について>
大正時代に富士地区で富士鉄道株式会社より鈴川〜入山瀬間の馬車軌道を引き継いだ「根方軌道株式会社」は、根方街道に吉原町〜須津村間の馬車軌道を計画していたが、架空世界では駿富鉄道の計画と重なるため、存在しない。
このため鈴川〜入山瀬間の馬車軌道は富士鉄道株式会社が馬車軌道廃止まで運行、その後鉄道線へ転換し、現在は岳南鉄道大宮線として運行。
<西伊豆地区からの眺望について>
恋人岬など西伊豆の海沿いの数箇所では、駿河湾越しに富士山を眺めることができるが、架空世界では富井島の存在によりその景色に若干の相違が考えられる。
<天竜浜名湖鉄道について1>
天竜浜名湖鉄道(旧・国鉄二俣線)の豊岡〜天竜二俣(架空世界では遠江二俣)間の一部は、1936年に廃止された光明電気鉄道の廃線跡を転用している。
しかし三国グループの存在する架空世界では、光明電気鉄道が廃止されずに駿遠鉄道の光明線として現存しているため、国鉄二俣線建設の際に国鉄が光明電気鉄道の田川〜船明間を買収、二俣線及び未開通に終わった佐久間線の一部へと転用し、光明電気鉄道は二俣線との分岐点である野部駅(現・豊岡駅)までの運転となった。
その後残されていた電化設備を使い、光明線の電車が遠江二俣駅まで直通運転を再開している。
<天竜浜名湖鉄道について2>
1958(昭和33)年11月より、遠州鉄道二俣電車線(西鹿島線)の気動車が、国鉄二俣線遠江二俣駅まで片乗り入れを開始した。
その後、直通気動車が遠鉄線内でのダイヤの足かせとなっていたことや車両の老朽化が問題となり、1966(昭和41)年10月に史実では乗り入れ廃止となったところを、架空世界では国鉄二俣線西鹿島〜遠江二俣間を直流750ボルトで電化、遠鉄の電車による乗り入れを開始し、現在に至る。
このため天浜線は、掛川〜豊岡・西鹿島〜新所原間非電化、豊岡〜遠江二俣間直流1500ボルト電化、遠江二俣〜西鹿島間直流750ボルト電化という、全国的にも非常に珍しい形態となっている、という設定。
<伊豆箱根鉄道3000系・7000系について>
伊豆箱根鉄道では1991(平成3)年に7000系電車を新造投入したが、JR乗り入れ計画が頓挫したことなどから7000系の増備は2編成で打ち切られ、1997(平成9)年に3000系第6編成を新造投入した。
JR乗り入れ及び東駿鉄道・富井鉄道との直通を実現した架空世界では、当初7000系を快速用、3000系を普通用とし、3000系第6編成を1993(平成5)年、続けて第7編成を1994年(平成462)年に新造入線させ、その後平日朝・夕ラッシュ時の快速運転開始に伴い混雑対策として1・3号車(自由席)をロングシートに変更した7000系第3〜第4編成を1996(平成8)年〜1998(平成10)年に新造投入している。
ちなみに3000系第6・第7編成は現実の第6編成と同仕様。
なお1000系の定期運用離脱時期は現実と同じく1997(平成9)年としている。
<富士市産業交流展示場(ふじさんめっせ)について>
富士市産業交流展示場(以下「ふじさんめっせ」)の所在地は、現実世界では日本製紙富士工場の南西、新富士球場の跡地となっているが、この架空世界では同位置に駿遠鉄道吉原線の新富士駅が存在するため、ふじさんめっせは現実よりやや東側に所在する。
なおオープンは現実と同じく2008年4月19日とする。
<伊豆市内の過去の警察署管轄区分について>
史実では伊豆市全域が伊豆の国市にある大仁警察署の管轄だが、この架空世界では旧土肥町の地域に関しては、2006年4月までは富井市にある富井警察署の管轄だった。
<伊豆市内の小中学校について>
実際の伊豆市内では児童数の減少等により、2010年に(旧)土肥小学校と土肥南小学校が(新)土肥小学校に、2013年に狩野小学校・湯ヶ島小学校・月ヶ瀬小学校が天城小学校にそれぞれ統合されているが、架空世界ではこの小学校区内の人口が現実より多いため、統合は無いものとする。
また、2018年に行われた土肥中学校・土肥小学校の小中一貫校化も、この架空世界では(現時点では)行わない。
<土肥港フェリーターミナルについて>
駿河湾フェリーが発着する土肥港フェリーターミナルは、現実世界では土肥市街地の南側に位置するが、この架空世界では土肥大橋が存在し航路を支障するため、土肥山川河口より北側に位置するものとする。